しがとせかい

コワーキングスペースが移転して3年経った。でも最初は半年後、閉店する可能性があった話。

今プラスが古民家から移転して3年という月日が経過しました。



毎年この時期になるとスタッフさん達から、いろいろなものを頂きまして「今年も移転して1年がまた経過したんだ。」と感慨深くなります。
(今年は飲み物のディスペンサーがプレゼントされました。)

移転して3年目。
古民家で行っていた期間が3年だったので、ちょうどその古民家の運営の長さを超える形で今の場所でコワーキングスペースを行っています。

せっかくの3年。振り返りをしておいた方がいいなと思い記事にしてみることにしたのですが、タイトルが「コワーキングスペースが移転して3年経った。でも最初は半年後、閉店する可能性があった話。」という後半がなかなか衝撃的なものになっております。多分誰も知らない話です。

では早速振り返ってみましょう。



今プラスが誕生して、大きくことが動くまでの3年間。


はじめまして、今プラス管理人の中野です。滋賀県湖南市にコワーキングスペース作りました。周りの人に「コワーキングスペース始めます。」と言って認知度0な場所で始めることに少し不安を感じています。でもこの人口5万人の湖南市でコワーキングス…

Posted by 今プラス 滋賀県のコワーキングスペース on 2014年1月13日

今プラスを作り始めたのが2013年の12月末。そして2014年の1月に古民家コワーキングスペースとして今プラスが滋賀県のコワーキングスペースとして2番目にオープンした。(1番目は山崎さんのROOT


もともと僕自身、起業したときから「正社員も雇用しないし、借り入れもしない」ということで2010年に事業を開始して、2014年1月に事業を法人にしたことをきっかけに自宅兼事務所だったところから、知り合いの古民家をお借りしてコワーキングスペースをスタート。



そこから3年間。

古民家でコワーキングスペースをしてきて、最中には地域情報サイト作ったり、イベントに登壇したり、またスタッフさんを雇用したりと今の基礎となる経験をすることができました。

大きく事が動いたのが2017年の初旬。コワーキングスペースを新たに移転することをぼんやりと考えて、色々と動き出した時に僕にとって大きなチャレンジだった「融資を受けること」が出てきます。

コワーキングスペースを移転するなら、地方でもコワーキングスペースが成り立つことにチャレンジしたい。

そのためには理想とするスペースを作る必要があり、融資を受ける必要があるということで事業計画の作成から始まり、金融機関の方々への面談、国内・国外を含めたコワーキングスペース巡りなどを行い、2017年10月に甲西駅前のコワーキングスペースが誕生しました。




小さな会社にとって大きな投資である初期費用1,200万円。


2017年の中旬。まだまだコワーキングスペースという言葉は一般的でなく、コワーキングスペースという事業に対して1千万円単位の融資をするというのは当時のジャパニーズ株式会社の財務状況からみてもかなりの交渉が必要でした。

更に移転先は人口5万円の湖南市。
ですがその時から付き合っている湖東信用金庫・日本政策金融公庫の担当者の方達の理解もあり、チャレンジが出来ました。

実は今だから言う話なんですが、もし半年間かけてコワーキングスペースの利用者が月額会員で10人にも満たない場合、おそらく半年で潰れるようなものでした。
閉店する理由は「単純にお金がもたない」から。10人にも満たない場合、月々の家賃や経費などが足を出てしまい、本業のホームページ制作会社の売上を超えてしまいます。

その超えた部分の担保として半年分運転資金を確保しておいたのですが、半年後に上向きにならなければその先を考えてもコワーキングスペースを閉店し、ホームページ制作会社に専念する必要があります。



移転する前の2017年は「どんな状態になってもスタッフさん達を切るわけにはいけない」ということで、ホームページ制作会社を盤石にしたことでもしコワーキングスペースを潰していたとしてもスタッフさんに辞めて頂くことはないようにしていました。

ですがもし失敗して閉店した場合、「人口5万人の町での民間のコワーキングスペースはうまくいかない」という形が残ります。
それはしたくない!ということで何度も事業計画を作り、SNSやWEBを使って広報にはげみました。



本当にありがたいことに、半年後にはコワーキングスペースの家賃位の収入であれば充分回せることができるようになり、おかげさまでなんだかんだで3年間やることができるようになりました。


(古民家時代の3年間と、移転して半年の売上や全てを含めたものを赤裸々に書いてみました。)





先日こんなコメントを頂いたのですが、そう言って頂けるのは間違いなく「スタッフさん」達のおかげです。

古民家の時に関してはおそらく僕の色というのがすごく出ていたと思います。来られる方も「中野さんがいるスペース」という形に。

ですが今の今プラスに関しては、スタッフさん達それぞれが作り上げてきてくれはった形で、その結果はかどりやすく居心地もよく「このスペースよい。」となっています。

コワーキングスペースという箱を作るだけではなく、そこに人という部分でスタッフさん達がいることで今プラスはものすごく「参考にして欲しい!」というスペースになりました。

もしコワーキングスペースをはじめたい、今プラス見学したい!という方はスペースだけでなくスタッフさん達とも話してほしいです。



場所としてのチャレンジを1年単位で行っています。さて次は?



コワーキングスペースを作って1年が経ち、その時に2階のレンタルスペースを新たに作りました。
参考リンク:今プラスROOM



そのおおよそ半年後先には新しいシェアハウスをつくりました。
参考リンク:今プラスハウス


そして3年が経った今。
実は僕はこの記事を書いている段階では、湖南市で行われるお祭りに全力投球しています。
参考リンク:湖南市みんなの夏祭り

3年という節目を終え、そして全力投球しているお祭りを終えて、その先に向かう道に関してはまた後ほど書けるようになると思います。

湖南市でコワーキングスペースを3年間古民家でして、その後3年間移転した大きな場所で行い、その結果多くの利用者の人がはかどるスペースとして仕事や勉強、やりたいことで使っていただく形となりました。

そして正社員は絶対に雇用しないと思っていた僕の心境にも変化があり、昨年度にはそれまでずっと今プラスを長く支え続けてくれたスタッフさんを1人正社員に雇用し、今では10人ぐらいになるようなスタッフさん達と一緒にコワーキングスペースや各事業を行っています。

「実はうまくいかなかったら半年で潰していた」のが3年の月日を越えて後日談で書けるようになって本当に良かったです笑



新型コロナウィルス感染症がやってきて緊急事態宣言があり、結果的に会員さんの数が増えた今プラス。

今後地方においてもコワーキングスペースの必要性というのは必要になってきていると感じます。

今プラスの移転してからの4年目。さらには地方でのコワーキングスペースの形もこれからもチャレンジしながら楽しんでいきたいと思います。

ではでは。